2010-02-20

ドローンを聴く日



終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました!

KrankyなどからCDをリリースしている畠山地平さんがフィールドレコーディング素材中心のライヴセットで出演決定!他にも飛び入りゲストが続々!
ドローン関連書籍など、各種資料も準備中です。

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『持続する日 - ドローンを聴く - 』
 ■日 時:2010年2月20日(土)13時~23時 ※ライヴ中は出入り自由 
 
 ■参加費:1,000円(要ワンドリンクオーダー) 
 
 ■出 演:虹釜 太郎、安永 哲郎、畠山 地平ほか 
 
 ■出 店:薬草バー パリペキン

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先日プレオープンしたばかりのスペース「路地と人」で新しい企画を始めます。その名の通り、ドローンを聴く一日。
ホスト役は虹釜太郎さんと安永哲郎。幅広い解釈でコレクションしたドローン作品の数々を、長時間かけてじっくりとDJミックスしていきます。もしかすると飛び入りゲストライヴもあるかもしれません。

ドローンとは、変化がほとんどない長い持続音のことです。 
耳なじみの薄い言葉かもしれませんが、これは世界各地の民族音楽や伝統音楽において土台となっている構成要素です。つまり、その音楽が聴かれるためのフレームとなる環境を作り出す「メタ音楽」 と言い換えることもできます。

今やドローンは実験音楽のいち表現手法として、アンビエントやミニマル・ミュージックの延長にもカテゴライズされていますが、ここでは一旦、そういったカタログ的な思考から距離をおきましょう。

このライヴでは、ドローンを通じて「聴くこと」を「世界を認知すること」ととらえ直し、リスニングを取り巻く環境や知覚作用にも広く耳や目を向けながら、本質的な音と音楽の感じ方についての考察と実践を行うことを目的としています。

当日は虹釜さんの「薬草バー パリペキン」の出店もあります。ハーブティーを楽しんだり、床に寝そべったり、時には外に出て空気を味わいながら、ゆっくりと持続し、変化していく時間に身を任せる贅沢な一日をお楽しみください。 
みなさまのお越しお待ちしております。


【虹釜太郎 プロフィール】
 360°records 代表。
 5H主宰。
 作家・古川日出男との朗読×音響ユニットメンバー。
 画家・土川藍+大城真との映像バンド 1080°音響担当。
 映画音楽監督『ストロベリーショートケイクス』『憐 REN』。
 1993年にパリペキンレコーズをオープン。
 「音響派」を巡るディスクについてパリペキンカタログ群。
 佐々木敦「UNKNOWNMIX」初回が店内でスタート。95年閉店。
 かつての連載に「アブストラクトワークショップ」(GROOVE)
 「世界の辺境スパイス部」(QUICK JAPAMN)。
 2007年より、ひとり5時間イベント「5H」主宰。
 いままでに大谷能生、イトウヒデノブ、佐々木敦、ばるぼら、
 KUKNACKE、吉田アミ、WOODMAN、mint-leeほかが出演。
 作家・古川日出男との番外編音響アルバム
 『ロックンロール770 ゴーストタウン』をリリース。
 食を巡る冊子『ブラックタコライス』『化石現場発掘状サモサ』、
 カレーを巡るテキスト『カレー野獣館』リリース中。
 2008年より スパイスと薬草酒の出張バー「薬草バー パリペキン」。
 http://d.hatena.ne.jp/toxicdragon/