2008-04-28

What becomes What - a Solo Exhibition by Tara Jane O'Neil


Flyer Designed by Masahiro Tobita / UNIVERSAL MARGINAL

会 期:2008年4月12日(土)〜4月27日(日) 
    水木金15:00〜21:00、土日13:00〜19:00、月火休廊
会 場:UNIVERSAL MARGINAL heights(東京都渋谷区)
出展作家:Tara Jane O'Neil

[オープニングパーティー&ギャラリーコンサート]
日 時:2008年4月12日(土) 18:00開場、18:30開演
料 金:1,500円(ドリンク代別)
出 店:ベジ食堂 by YOYO

企画・制作:UNIVERSAL MARGINAL + 安永哲郎事務室
協力:map / Sweet Dreams

タラ・ジェイン・オニール、日本初の本格的個展 


アメリカはケンタッキー州ルイヴィルにて、スリントやバストロを受け継ぐ存在感で知られたバンド、Rodanのベーシスととして90年代初頭から活動を開始し、解散後もSonora PineやRetsinに参加しながらシンガー・ソングライター/マルチ演奏家として独自のポジションを築き上げてきた才女、タラ・ジェイン・オニール。

画集「Who Takes a Feather」(map/2003年)、「Wings. Strings. Meridians. : a Blightened Bestiary」(Yeti Publishing/2007年)を発表するなど、ヴィジュアル・アーティストとしても活躍する彼女の、日本では初めてとなる本格的な個展を、4度目の来日公演とあわせて開催致します。

会期中は展示作品や作家手作りの限定ボックスセット、今回の来日公演の模様を収録した限定CD=R(一つ一つに作家撮影の写真作品を封入)などを販売致します。

併せて、会期初日には作家を迎えてのオープニングパーティーとミニコンサートも開催致します。


※終了しました。沢山の方のご来場ありがとうございました。


[展示風景]


2008-04-17

Tape - Opera Plus

CD

アーティストTape

アルバムタイトル:Opera Plus

レーベル:HEADZ

品番:Hapna-JP 1 / HEADZ 115

解説:安永哲郎


スウェーデンの南東、バルト海上で南北に細長く伸びるエーランド島。土地の南半分は大平原になっており、剥き出しの石灰岩が地表を覆い尽くす荒涼とした景色が果てなく広がる。そんな一見すると不毛な荒地はしかし、少ない養分とアルカリ質の土壌のおかげで、実際は極めて多様な稀少植物やキノコ類の温床となっている。人々は先史以来の文化を育んできたこの土地をアルヴァーレットと呼び、伝統的な牛馬の放牧様式を現在まで守り継ぎながら、世界遺産としての誇りと共に次の世代を生み育てる。

2000年の夏、この島と本土の都市カルマルを結ぶエーランド橋を、三人の大柄なスウェーデン人と、積み込める限りの楽器を乗せた車が渡ってきた。それから二週間、彼ら - ヨハン・バットリング、アンドレアス・バットリング、トーマス・ハロンステンの三人が石造りの納屋で録り貯めた音の記録が、テープのファーストアルバム「Opera」になったのである。

テープの結成は、そこから更に2年ほど前に遡る。地元の音楽学校を卒業し、ストックホルムのフリージャズ・シーンで活動していたヨハンは、同じくジャズのフィールドにいたマルチ・インストゥルメンタリストのトマスと半ば必然的に出会い、新たな音楽表現のモデルを模索しようと意気投合したという。そこにヨハンの実弟であり、アートスクールを卒業してメディアアーティストの道を歩んでいたアンドレアスが加入してテープは誕生した。当初は実験的な要素を重視した即興演奏を試みていたが、続けていくうちに大きく方向転換することを決意する - 


続きはCD封入のライナーノーツをご覧ください。