Turn off TVs, Cell phones, Computers and to...
1991年に米Newsweek誌が「世界で最も前衛的な幼児教育機関」と報じて以来、イタリアのレッジョ・エミリア市は、幼児教育の理想を体現する街として、世界中の保育に関わる人々から憧憬と羨望を集める存在となりました。
そういった評価の中には「アートな教育」という表層的な視点にとどまるものも少なくありませんが、「レッジョ・アプローチ」を考察する上では、そのようにひとつひとつの教育的手法を取り上げるよりもむしろ、地域コミュニティそのものをある種の「思想体」と見なして構成主義的なフレームでとらえてみる方がズレが無いように思います。
そのレッジョ・エミリア市で、2月27日(金)21:00(日本時間で28日午前5:00)から「La Notte dei Racconti(The Night of Stories)」というイベントが行われます。時間になると、街中の家々ではテレビも携帯もパソコンも全部消して、大人から子どもに絵本などを通して物語を語り始めるというもの。
市の幼児教育機関である「レッジョ・チルドレン」では、この活動を他の都市にも広げていきたいと考えており、この瞬間、世界の様々な場所で「読み、聞き、伝える」が生み出す「心の冒険と感情の高まり」が連鎖していくことを目指しています。
さらに、それらの様子をおさめた写真を世界中から集めて、今年の5月8〜9日に開催する予定の展覧会「Reggionarra」で展示するとのこと。
「子どもを育てることは、未来を作るのと同じこと」と語るレッジョ・チルドレンらしい、素敵な試みだと思いませんか。
当事務室では、この企画の趣旨に賛同し、「Reggionarra」に展示する写真を募集します。
詳しくはメールにてtet●helll.org(●はアットマーク)までお問い合わせください。
集まった写真は責任を持ってレッジョ・チルドレンに届けます。
※受付終了しました。多くの方からご興味をお寄せいただき、ありがとうございました。
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